【まるで近未来都市】トルクメニスタンで見た変な建物シリーズ

日本人がなかなか訪れることのない中央アジアの謎の国トルクメニスタン。トルクメニスタンには不思議な、というか、変な、というか、近未来的な、というか、なんとも形容しがたい他国に類を見ない建造物がたくさんあります。

本稿では、トルクメニスタン旅行中に訪れた「なんじゃこりゃ?」な建物・モニュメントをご紹介します。

永世中立塔

トルクメニスタンの永世中立塔

「永世中立国」といえば真っ先に思い浮かぶのはスイス、という人は多いかもしれませんが、トルクメニスタンも国連に「永世中立」を宣言している国です。

そして、首都アシガバートには、その永世中立を記念した永世中立塔が建てられています。

ロケットのような不思議な形の建物の前には衛兵が立ち、建物の後ろにはずらりと国旗掲揚台というかポールが並んでいます。

話によると、国連加盟国の数だけポールがあり、加盟国全部の国旗を掲揚できるようになっているようです。

地上から建物のエントランスまで、「斜めにのぼるエレベーター」という、これまたあまり他で見たことがない乗り物で移動します。斜めにのぼるエレベーターは外が良く見えるガラス張りで、揺れないロープウェーという感じです。

建物の中はいくつかの部屋を見学できるようになっていて、中には記念の品や絵、色々な写真が飾られていました。

建物の中ではまっすぐ上にのぼる普通のエレベーターを上ると、とても見晴らしの良い展望台に出られます。アシガバートは砂漠の中に無理やり作られた街なので、すごく作り物っぽい街の景色がー望できました。

結婚式場

丸い球体を八角形が囲み、これまた形容しがたい形をした建物は、結婚の届を出す役場であり、結婚式場です。

夜にはこのモニュメントは何色かに色を変えながらさらに回転して、なかなか見ごたえがあります。

ルーフナーマ

ルーフナーマ

アシガバート市内にはいくつかの大きな公園があり、それぞれに銅像や噴水がありますが、独立公園(Independence Park)には、ひときわ目立つ本型のルーフナーマの巨大なモニュメントがあります。

ルーフナーマとは、トルクメニスタンの前大統領であるニヤゾフ氏が著した「魂の書」と呼ばれるもので、かつてニヤゾフ政権下ではトルクメニスタン国内の全学校で教科書として使われていました。かつては、主要な言語はほとんど(なんと日本語版も!)作られていたそうですが、現在は影をひそめ、アシガバート市内にある公刊物の店にもロシア語のものがわずかに売られているだけでした。

ルーフナーマのモニュメントは、昔は本が開いたり、回転したりと仕掛けがいっぱいだったらしいですが、現在は夜にライトアップされるだけで、いかに権力を持っていた大統領でも、兵どもが夢のあとという感じです。

独立記念塔とニヤゾフ像

ルーフナーマのある公園の違う場所にはソ連からの独立を記念して建てられた独立記念塔があり、その足元にはニヤゾフ元大統領の金ピカの像が!

昔は街中にはニヤゾフの像がそこかしこにあったそうですが、いまではもう珍しいものとなってしまったようです、

チャクモスクとニヤゾフ廟

キプチャクモスク

キプチャクモスク(Gypjak Mosque)は、ニヤゾフ前大統領が建て、さらに隣にはニャゾフ前大統領の墓廟もあります。

ちなみにモスクの入り口には、「ルーフナーマは神聖な書物であり、コーランはアッラーの書物である」と書かれているそうで、ここでもルーフナーマが登場します。

イスラムのモスクなのに、すごく独自路線で、なかなか面白いですね。モスクの中は、下を見れば見事な絨毯、上を見れば見事なドームと装飾でしたが、モスク内は撮影禁止ということで自粛しました。

ニヤゾフ廟のまえには衛兵が立っていて、ちょうど交代の時間だったので、衛兵交代の瞬間を見ることができました。しかし、これもまた、撮最影禁止。目に焼き付けました。

世界最大の国旗掲揚台

国立博物館の前にはかつて世界最大だった国旗掲揚台があります。現在では世界で第5位だとか。

なお、博物館そのものもみごたえたっぷりでおすすめです。

世界最大の屋内観覧車

トルクメニスタンの室内観覧車

こちらは世界最大の屋内観覧車です。そもそも「屋内観覧車って何だよ?」って感じですが、たしかに屋内でした。

普通観覧車は360度見渡せますが、いかんせん屋内なので、横方向はあまりうまく見えず、前と後ろの景色だけが見えるという謎の代物。

しかし、せっかくこんなところまで来たのであれば、逃さない手はありません。

白一色のエリートハウス

アシガバードは、地元の人が住む旧市街と、外国人や一部のお金持ちが住む新市街に分かれていますが、新市街はエリートハウスと呼ばれるみごとに真っ白なマンションが建ち並びます。

ちょっとずつは違うらしいですが、これだけ同じような見た目だと、自分の家を間違えそうです。ちなみに、このマンションは、いずれも左右対称に建てられています。

おわりに

独特の面白い建物のオンパレードなトルクメニスタンは、旅好きはもちろんのこと、建築に興味がある人にもおススメの場所です。

ビザ取得のードルの高さもあり、観光客がほとんどいなくて、どこに行っても空いているのもポイントかもしれません。

 

旅行中でも音楽聴き放題!

Amazon Prime Musicなら、旅行中でもオフラインで好きな音楽を聴き放題!他にもお得な特典満載で一月あたりたったの409円だけ!

詳しくはこちら

最新情報をチェックしよう!