先日ハワイに旅行した際、大型連休の真っ只中という大変な繁忙・混雑シーズンだったにもかかわらず、随所でANAプラチナステータスの上級会員の優遇を受けられて快適な旅行となりました。
本稿では、ハワイはホノルル・ダニエル・K・イノウエ国際空港で受けられるANAプラチナ・SFC(スーパーフライヤーズカード)の特典についてご紹介いたします。
ビジネスクラス用のチェックインカウンターが利用できる
ANAプラチナ会員・SFC会員は、他の空港と同じくホノルル空港でも、ビジネスクラス用のチェックインカウンターを利用することができます。
ホノルルから日本への出発便が午前中に集中していることから、チェックインカウンターは朝早くから込み合いますし、特にエコノミークラスのチェックインカウンターは目も当てられないほどの長蛇の列になってしまい、3 0分から1時間並ばなければならないことも良くあります。
そんな中で、エコノミークラス利用であっても、プラチナ会員・SFC会員は、ガラガラに空いているビジネスクラス用チェックインカウンターを利用し、サクっとチェックイン、荷物預けを完了することができます。
昨今は事前に座席指定している場合がほとんどだとは思いますが、もしも事前の座席指定で希望の席が押さえられなかった場合にも、当日に早くチェックインすればそれだけ選べる座席が多く残っていますので、窓側・通路側などの希望は通り易いでしょう。
ゴールドレーンで保安検査をショートカット
チェックインカウンターの行列に並びやれやれと思ったら、次に待っているのは飛行機に不審物を持ち込んでいないかをチェックする保安検査です。
なんとプラチナ会員やSFC会員は、「ゴールドレーン」と呼ばれる優先レーンを利用できるため、ここでも並ぶ列をスキップすることができます。
なお、ゴールドレーンの利用には、チェックインの際に渡される搭乗券に「GOLD LANE」という赤いスタンプを押してもらう必要がありますので、チケットを受け取ったらよく確認しましょう。
チェックインカウンターが各航空会社ごとなのに対して、保安検査場はホノルル空港から出発するすべての乗客が一堂に会す場所となるため、さらに込み合います。
また、9.11以降は特に危険物の持ち込みが厳しく検査されるようになったり、麻薬の類をもっていないかを検査したり、持ち出す食品を逐一検査にかけたり、靴を脱いで全身スキャンする機械にかけられたりと、一人ひとりにかかる検査時間もばかになりません。
個人的な印象に過ぎませんが、アメリカの保安検査は、他の国にくらべてかなり厳重で時間がかかり、手荷物を一つひとつをしっかりチェックされる印象です。
また、ホノルル線では、お土産の定番であるパイナップルクッキーなどの食べ物を手荷物として機内持ち込みにしている方も多く、ビジネス客が多いワシントンDC路線などと比較すると同じ米国内とはいえ、かなり保安検査に時間がかかっていると感じました。
簡素だけど必要十分なラウンジ
ANAプラチナ会員・SFC会員は、スターアライアンス加盟航空会社便(ANA、ユナイテッド、アシアナ等)を利用する場合に、ホノルル空港にあるユナイテッド航空のビジネスクラスラウンジを利用できます。
羽田空港や成田空港のANAラウンジがそれなりに食事が充実しているのに比較して、ホノルル空港のユナイテッド航空ラウンジは食事はあまり充実しているとは言い難く、おつまみと飲み物程度にはなりますが、飛行機の出発までの待ち時間をのんびり過ごすには十分な設備が整っています。
英語の新聞や雑誌に加えて日本語の新聞も置いてありますし、ラウンジ内では無料のWi-Fiが使え、充電できるコンセントがある席もあります。
飲み物は、ジュースやお茶はセルフサービスですが、お酒はバーカウンターで注文する方式です。ビールやワインはもちろんのこと、カクテルも色々と注文できるようでした。
注文している人たちを眺めていましたが、なぜかブラッディマリーを注文している人が多かったです。
飛行機への優先搭乗はあまり意味がないかも
機内持ち込みの手荷物がある場合は、早めに機内に乗り込んで頭上の荷物入れの争戦に勝つ必要があります。
プラチナ会員やSFC会員は、一般客に先んじて、ビジネスクラスの方が搭乗するのと同じタイミングで搭乗できますが、ホノルル線においては優先搭乗はあまり意味がないかしれません。
というのも、搭乗の順は、高齢者・妊娠中・乳幼児連れの方→ダイヤモンド会員のカービジネスクラス・プラチナ会員・SFC会員の方→後方座席の方→前方座席の方という順番になるのですが、ホノルル線は乳幼児連れの方の人数がほかの路線の比ではないほど多く、優先搭乗にならない人の方が少ないのでは?というくらいの人数になるのです 。