本稿は長年の旅友からの寄稿です。
十数年前に初めて海外クルーズ船に乗船してからクルーズ旅行のトリコとなり、世界各国へフライ&クルーズと呼ばれる旅行を続けてきました。
一方で日本のメディアでは飛鳥Ⅱやぱしふぃっくびいなすなど日本船が取り上げられることが多く、前々からいつか乗ってみたいと思っていました。
乗船のきっかけは新婚旅行
丁度少し前に結婚をして、新婚旅行へ行く機会ができ、夫婦ともに海外には公私とも良く行く機会があることもあり、意外と国内が良いのでは?という話に。
どのクルーズ船を選ぶかですが、夫婦ともある程度落ち着いた旅がしたいこと、特に食事の美味しいクルーズ船に乗りたいということで飛鳥IIとなりました。
お金持ちの方が乗船していることが多いそうで、どんな人が乗っているのかも興味があり、こんな機会でもないと乗らないだろうということ、あとは憧れだったこともあります。
五泊六日のクルーズに決定!
今回乗船したのは五泊六日のクルーズで、石川県金沢港からの出航、神奈川県横浜港が終着です。クルーズとしては長くない日程です。
本当はもう少し長旅のコースや別ルートのコースを取りたかったところもあるのですが、飛鳥はどのコースも人気でキャンセルが数十人待ちの状態だったためこのコース一択となってしまった事情もありました。
1日目
私たちが乗船した飛鳥Ⅱのクルーズは、石川県の金沢港から出航です。三日前から金沢へ来て、兼六園や東茶屋街など名だたる観光名所を訪れ、近江町市場をはじめとするグルメスポットを巡り、観光してからの乗船となりました。
金沢市から港へはタクシーで移動しました。港は広いですがボーイさんが手伝ってくれましたので、大きな荷物を運ぶのも楽々でした。
2日目
2日目は終日航海日でした。日本海を北西へ移動し、青森県と北海道の間、津軽海峡を通り抜けます。海峡を船で越えるということに他では味わえないロマンを感じるのは私だけでしょうか。
一日中船内にいるため、レストランやカフェ、船内プログラムやアクテビティを楽しみました。
3日目
夜中の間にいつの間にか太平洋を渡り、岩手県大船渡市の大船渡港へ寄港しました。下船してそれぞれ観光を楽しみます。
私たちは岩手県には初めて訪れたのでレンタカーを借りて移動し、大窪渓谷や三陸大王杉など自然の造形美を楽しみました。
4日目
宮城県の仙台港へ。もちろん下船して観光です。仙台には何度か仕事で訪れたことがあるのですが、観光として訪れたのは初めてです。松島を訪れて、ここでも自然の造形美を楽しみました。
5日目
2日目に引き続き、また終日航海日でした。船はまっすぐ横浜方面へ向かいます。五泊六日と短い旅ですが顔見知りの方が出来て、一緒にプログラムを楽しみました。
6日目
神奈川県の横浜港へ。朝には横浜港へ着いていて、沖合をグルグルしていました。10時すぎに下船し、スーツケースを家まで宅配便で送ったあとは中華街でランチを楽しみました。
おわりに
海外旅行も好きですが、こうして日本を海から攻める旅というのもなかなか趣があって良いものです。
飛鳥Ⅱはお値段の問題もあり気軽には乗れませんが、海外のフライ&クルーズに行くと考えれば航空券がいらないので船代にお金をかけられますし、今後も旅のプランとして選択肢の一つとなりそうです。