2019年10月の消費増税を間近に控え、キャッシュレス払いへの注目がこれまで以上に集まってきています。
キャッシュレスの代表格とも言えるクレジットカードの嬉しい点は何と言っても「ゆとりある金額上限」で「ポイントが貯まって」さらに「後払い」ということです。
ポイント還元は基本的には塵も積もればの世界ですが、高額のお買い物の際にクレジットカードを使えば一気にポイントが貯まるのもまた事実。
そこで、クレジットカードで支払いができる高額の支払いについてご紹介します。
利用限度額の確認と上限額の引き上げ
高額の支払いをしたいけど、利用したい金額がクレジットカードの限度額を超えてしまう場合は、残念ながらクレジットカードでの支払いができません。そこで試したいのは、クレジットカードの利用限度額の引き上げです。
クレジットとは「信用」という意味で、クレジットカードの利用実績がある程度あり、延滞なく支払いを続けていれば、クレジットカード会社から「この人はきちんと支払う」と信頼され、利用限度額は引き上げることができます。
クレジットカードの利用限度額の引き上げは、カード会社によってオンラインでできる場合、コールセンターに電話が必要な場合等があります。
支払いを複数枚のクレジットカードに分割
もしも限度額の引き上げができなくても、すぐにあきらめることはありません。クレジットカードを1枚しか持っていないという人は稀で、たいていの人はクレジットカードを2枚以上持っていると思います。
支払い先のお店次第ではありますが、たとえば100万円の支払いを50万円、30万円、20万円に分割して3枚のカードで支払うことができることもあります。
分割というと、分割払いが頭に浮かぶ方も多いと思いますが、分割払いにすると手数料が発生することも多いので、クレジットカード払いのメリットであるおトクさは減少します。
冠婚葬祭:結婚式とお葬式
結婚式とお葬式、ハレとケの対極にあるこの2大イベントは、100万円~500万円と金額の幅こそあれ基本的にはかなり高額の支払いになります。
支払い方法は振込、現金、クレジットカードから選べることがほとんどですが、実際に葬儀社に勤務している友人に聞いたところクレジットカード払いをする人はあまりいないそうです。
結婚式ならご祝儀、お葬式ならお香典で、ある程度現金が手元にあることもクレジットカード払いが少ない一つの要因と思われます。
自動車の購入
そもそも自動車を一括払いで購入する人が少ないのも事実かもしれませんが、自動車の購入にもクレジットカードが使えます。
販売店によっては、購入代金の2割までとか100万円までとかクレジットカードで支払いができる金額の上限が決まっていることもありますが、クレジットカードで支払いができるかどうか聞いてみる価値はあります。
また、ポルシェやアウディなどの高級外車メーカーでは自動車オーナー向けに独自のクレジットカードを発行していて、限定の試乗会や旅行などのイベントが開催されるなど見逃せない特典も存在しています。
家賃の支払い
賃貸のアパートやマンションに住んでいる方は、家賃をクレジットカードで支払うにとができるかもしれません。
クレジットカードで支払いができるかどうかは管理会社次第なので、取り扱いがない場合はあきらめるしかありませんが、通常の家賃はクレジットカード不可でも契約時の敷金・礼金だけはクレジットカードで支払いできることもあるので、まずは契約時にクレジットカード払いができるかどうかを聞いてみることをおススメします。
保険料の支払い
万一のための死亡保険や医療保険、保険料の支払いを毎月の銀行引き落としにしていないでしょうか?
保険料の支払いは、月払いを年払いに変更することでトータルの保険料が減額され、さらにそれをクレジットカードで支払うことでボイントも貯まります。
支払いが年に1回になるとその1回のインパクトは大きいですが、支払いが繰り延べられる分その期間で運用もでき、毎月の引き落としよりもメリットが多くあります。
病院・薬局での医療費の支払い
定期的な通院はもちろん、盲腸や骨折などの突発的な病気や事故で思わぬ出費があった時も、最近はクレジットカード払いができる病院が増えてきています。
私が定期的に通院している総合病院では、レジは一部セルフレジ化していて、窓口でもセルフレジでも現金・クレジットカードのいずれでも支払いができるようになっています。
また、ココカラファインなどのチェーンのドラッグストアで処方菱の取り扱いがある場合、クレジットカードでの支払いはもちろんポイントカードにポイントを貯めることができ、ポイントカードのポイントとクレジットカードのボイントの二重取りが可能です。
おわりに
コンビニでの日々のお買い物はもちろんのこと、高額の支払いにこそクレジットカードの使いどころです。
次に高額支払いの機会があったら、現金をやめてクレジットカードにしてみませんか?