クルーズ国際協会(Cruise Lines International Association, CLIA)は、公衆衛生当局と米国政府が新型コロナウィルスCOVID-19に引き続き対応するため、米国のすべての港で30日間クルーズの運行を自主的にかつ一時的に停止することを発表しました。
(https://cruising.org/news-and-research/press-room/2020/march/clia-covid-19-toolkit)
一時運行停止は3月14日から
アメリカにおけるクルーズ船の運行停止は、3月14日の12:00(米国東部標準時)から30日間です。
アメリカは、東海岸も西海岸も、南に行く航路も北に行く航路もあり、日本とは比にならないクルーズ大国なので、影響を受けるクルーズ船もかなりたくさんあります。
CLIAの加盟クルーズはどこのクルーズ会社?
今回の30日間の自主的な運行停止が適用されるのは、CLIAに加盟しているクルーズ会社ですが、ではどこのクルーズ会社がCLIAに加盟しているのでしょう?
CLIAのWebサイトによると、世界中の50以上のクルーズ会社が加盟しているとのことで、その代表的な会社をピックアップしました。
- AIDA Cruises
- American Cruise Lines
- Azamara
- Carnival Cruise Line
- Celebrity Cruise Line
- Costa Cruise Line
- Crystal Cruises
- Cunard Line
- Disney Cruise Line
- Holland America Line
- MSC Cruises
- Norwegian Cruise Line
- Oceania Cruises
- Pearl Seas Cruises
- Princess Cruises
- Regent Seven Seas Cruises
- Royal Caribbean International
- Seabourn
- SeaDream Yacht Club
- Silversea Cruises
- Windstar Cruises
日本でもよく知られているクルーズ会社は一通りCLIAの加盟クルーズ会社であることがわかります。
米国のクルーズ業界に与える影響は?
The cruise industry is a vital artery for the U.S. economy, supporting over 421,000 American jobs, with every 30 cruisers supporting one U.S. job, and annually contributes nearly $53 billion to the U.S. economy. Cruise activity supports travel agencies, airlines, hotels and a broad supply chain of industries that stretches across the United States.
CLIAの発表資料によると、30隻のクルーズ船が42万人を超えるアメリカ人の雇用を生み出し、毎年約530億ドル近くの経済効果があります。
まずは30日間という期間が切られましたが、530億ドルの12分の1が消えるとなると、その影響は甚大です。
おわりに
今回の新型コロナウィルスの世界的な流行がクルーズ業界に与える影響は計り知れません。
目に見えない脅威と戦うために、まずは手洗い・うがいを徹底し、自らが保菌者とならない行動をしたいですね。
早くこの嫌な騒動が収束し、楽しいクルーズライフを迎えたいものです。