東京国際クルーズターミナル開業を7月から9月に延期

東京都が整備中の「東京国際クルーズターミナル」は、7月に開業予定としてクルーズファンの注目を集めていたのですが、この度の新型コロナウィルスの流行による世界的なクルーズの運行停止状況を鑑み、9月まで開業を延期すると発表されました。

延期後の開業予定日は、2020年9月を目途とし、新型コロナウイルスの収束状況を見て判断するとのことです。

東京国際クルーズターミナルとは

東京国際クルーズターミナルは、世界が注目する東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催の年出会った今年、新たな首都の玄関口としてお台場にオープンする予定でした。

日本は全面を海に囲まれている島国にもかかわらず、国際的な大型旅客船が停泊できる港は横浜港を含めてわずかしかありません。

国内でのクルーズ活況化もあり、東京オリンピックを機に東京港が整備され、大型のクルーズ船が停泊できる東京国際クルーズターミナルが整備されることとなったのです。

東京国際クルーズターミナルの施設は、岸壁延長:430m、水深:-11.5m、ターミナルビル:1棟(4階建て)と、海外の主要なクルーズターミナルにも引けを取らない大きさです。

当初の開業第一船はRCIのスペクトラム・オブ・ザ・シーズの予定だった

予定通りに開業していれば、一番初めに入港するのは、米国ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航するスペクトラム・オブ・ザ・シーズの予定でした。

スペクトラム・オブ・ザ・シーズは、総トン数  168,666トン、乗客定員 4,246人の、去年就航したばかりの大型クルーズ船です。

新しさや規模、どちらを取っても、新しいクルーズターミナルの開業第一号にふさわしいクルーズ船でした。

世界中でクルーズが運行停止になり、開業が延期になったため、開業第一船が何になるのか、今のところまだわかりませんが、カポタージュ規制もあり外国船の寄港は難しいかもしれませんので、飛鳥やぱしふぃっくびーなすといった日本船となるかもしれません。

船の科学館駅は東京国際クルーズターミナル駅に改称

東京国際クルーズターミナルのオープンに先立ち、2019年3月16日(土)には、ゆりかもめの「船の科学館 駅」が、「東京国際クルーズターミナル 駅」と改称されました。

ベネチア港の賑わいの一つはそのアクセスの良さが一因だと思っていますが、この東京国際クルーズターミナルも東京駅や羽田空港から30分以内でアクセスできるという、今までにない利便性のあるクルーズターミナルです。

都内在住者からすると、ここが出港地だとすると、ゆりかもめへの乗り換えは面倒くさいなと感じるものもありますが…寄港地だと考えると、都心にすぐアクセスできるというのは素晴らしい立地です。

新しいターミナルは海の科学館の真横!クルーズ乗船前に博物館を訪れ、船や海についての知識を学んでいくのも良いかもしれません。

ディズニークルーズの新しい船が来て欲しい

完全に妄想で、自分の希望なだけですが、この新しいクルーズターミナルを使って、ディズニークルーズが造船中の新しいクルーズ船が日本に寄港して、アジアクルーズを開催してくれたら良いのに、と考えています。

東京国際クルーズターミナルから、舞浜の東京ディズニーリゾートまでは車でたったの20分。

東京、上海、香港をめぐるクルーズができれば、東京ディズニーリゾート→上海ディズニーランド→香港ディズニーランドと、3つのディズニーパークを一度に楽しめるクルーズ旅行が実現します。

妄想が現実になることを祈っています。

おわりに

東京オリンピックの開催が延期され、さらにその開催も危ぶまれていますし、クルーズ旅行そのものが「どうなの?」というような雰囲気の今日この頃。元どおりには戻らないかもしれませんが、1日も早くクルーズを楽しめる状況になって欲しいものです。

東京国際クルーズターミナルがオープンした暁には、クルーズに乗船せずとも一度見学に行きたいところです。

 

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