待ちに待ったファーストクラスで行くロンドンの旅。まず最初の行程はタイ国際航空が誇る総二階建ての大型機A380に乗って成田からバンコクまで移動します。
夕方のフライトでしたが、できるだけラウンジを堪能しようと思い、3時間前には空港に到着するよう行きました。
超優先チェックインと保安検査場までのエスコート
タイ航空のチェックインカウンターは成田空港第一ターミナル南ウィングのFカウンターとなっており、比較的中央寄りなので、空港内に入ってから歩く距離は少なめです。
チェックインカウンターに到着すると、出発の3時間前にもかかわらずエコノミークラスは列ができていましたが、ファーストクラス/ビジネスクラスのカウンターはガラガラで、全く待ち時間無くチェックイン手続きができました。
意気揚々とファーストクラスのチェックインカウンターに進み、eチケットとパスポートを提示すると、「●●様、お待ちしておりました。本日はロンドンまでのご出発でお間違いないでしょうか?」とスムーズな対応。「本当にファーストクラスの客なのか?」と怪訝な顔をされることを想定していきましたが、そんなのは全くの杞憂でした。
預け荷物の確認、本フライトの注意事項などを確認して、チケットを受け取り、さていよいよ出国だなと思っていたら「保安検査場までご案内します」と、カウンターのスタッフがエスコートしてくれました。
スタッフに先導されて歩いていると、周りにいる方からなんだなんだと好奇の目で見られるようで、少し恥ずかしかったですが、貴重な経験となりました。
保安検査場は、スターアライアンスゴールドメンバーにはお馴染みの、黒で囲われたGOLD TRACKです。
いよいよA380のファーストクラスに搭乗!
搭乗までのANAスイートラウンジの滞在は別記事にするとして、いよいよ搭乗です。ラウンジ内には電光掲示板で各便の出発状況が表示されているため、早すぎることも遅れることもなく搭乗口まで向かうことができます。
搭乗口に到着すると、ちょうどファーストクラスの優先搭乗がスタートしたばかりで、とてもスムーズに搭乗できました。A380は二階建てのため、飛行機への乗り込む直前に一階席と二階席にそれぞれ通路が別れています。
ファーストクラスは二階の前方となるので、少しスロープを上がって、いよいよ機内に潜入です!
ファーストクラスはとにかく広い!
案内された自分の座席に着席して驚いたのは、やはり何と言ってもその座席の広さです。窓3つ分という余裕の奥行きはもちろん、二人でも座れるのでは?と思えるほどの座席幅。
画面前のテーブルは可動式ですが、収納された状態では雑誌にも手が届きません。
画面の大きさは写真で見ても分かる通りにすごく大きいので、距離が空いていても見にくいということはありませんでした。
ウェルカムドリンクとWi-Fiカード
席に着くとすぐにウェルカムドリンクが振る舞われます。ANAのビジネスクラスなどではシャンパンかオレンジジュースの二択ですが、ドリンクメニューから注文が可能でした。機内でお酒を飲むと気持ち悪くなりがちなので、おとなしく烏龍茶をいただきます。
なお、ファーストクラスで提供されているシャンパンはドンペリのようで、やはり少しでも飲むべきかどうしようかと葛藤がありました。お酒がたくさん飲める方はお得ですね。
また、機内Wi-Fiを20MB分無料で使えるカードも配られました。この裏面にスクラッチする銀色の箇所があり、そのに書いてあるコードを入力する仕組みです。
20MBは、正直に言うと長いフライトに十分な通信量ではありませんが、機内エンターテイメントも充実していますし、インターネットに繋がらなくても何ら不便はありませんでした。
充実の収納エリア
座席の横、窓の脇には、大きな物入れがあり、ハンドバッグは楽々収納できました。
少し深すぎてちょっと荷物を取りたい時には不便でしたが、収納はたくさんあって困ることはありませんからね。
なお、機内持ち込みサイズのスーツケースを前方テレビ下に入れようとしたところ、座席を倒す時に足元が邪魔になるので、上の棚(オーバーヘッドコンパートメント)に収納するよう言われ、もちろんCAさんが収納してくれました。
お待ちかねの食事は!?
さて、いよいよ事前オーダーサービスを利用してオーダーしておいた食事です。
これだけでも盛りだくさんなおつまみから始まり、
エビとパイの何かと、テリーヌっぽい何かの前菜、
温かいパンは、カゴいっぱいに盛られたものから好きなものを選べました。バターだけでなく、付け合せにガーリックが用意されているのは珍しいのではないでしょうか?
いよいよメインディッシュはビーフステーキです。正直、ステーキハウスで食べるようなすっごく美味!!なものとは比較になりませんが、機内食としては及第点かと思います。
いずれにせよ、エコノミークラスとは雲泥の差だなぁと思わずにはいられません。
トイレの中も綺麗にデコレーション
今回のフライトでは、諸事情により前方のトイレ/ラウンジスペースが封鎖されており、ファーストクラスとビジネスクラスの間にある後方のトイレのみが使える状態でした。
とはいえ、ファーストクラスは1−2−1×3列の9人のみ。満席でしたが、トイレ待ちなんて発生しませんでした。
トイレの中も綺麗に飾り付けられていて、常に掃除されており、極め付けは手を拭くのが使い捨ての小さいタオル!手を拭き終わったあと、本当にこれをゴミ箱に入れて良いのか?としばし思い悩みました。
おわりに
長いようで短いフライトた終わりに近づいたころ、CAさんがぞろぞろと席までやってきて「搭乗ありがとう」を言いにきました。フライト中も何かと声をかけてくれたCAさんたちは、微笑みの国タイの航空会社らしく、みなさん素敵な笑顔で、良い会社だなと思ったものです。
人生初のファーストクラスフライトは、想像以上に満足度が高いもので、まだ目的地についてもいないのに、次の旅行もマイルを貯めてファーストクラスに乗るぞーなんて考えてしまいました。
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