無利息ローンとは、その名の通り、「利息が不要な借入」のことです。
貸し手側からすれば、利息が取れない貸付をしていることになります。
お金を貸す側も商売ですから、借りたお金に利息がつかないなんてそんなうまい話があるわけがなく、たいていの場合は何らかの条件がついています。
先日友人と話していたところ、友人が盛大に勘違いをしているようだったので、無利息ローンについて簡単にまとめておきます。
無利息ローンの種類は大きく分けて2つ
無利息ローンと一口に言っても、会社によって内容は様々ですが、大別すると2つのタイプに分けられます。
期間限定で無利息
無利息の条件として、融資期間を30日に限定してその上で最初の7日間分だけ無利息だったり、前のローンの返済が済んでいれば月1で7日以内の無利息というローンものもあります。
利息分のポイント還元
返済ごとの支払い利息に応じて毎月ポイントがプレゼントされるシステムもあります。
現金で還元されるよりもポイントでもらった方がお得な気がする、と考える人も多いようです。
無利息ローンはずっと利息がかからないわけではない
利用限度額も会社によって様々ですが、300万円程度まで借りられる会社が多く、簡単に借りられるので、「無利息」という言葉につられて手を出してしまう人も多いようです。
しかし、無利息ローンと名乗っているものであっても、利息がかからなかったりポイント還元されるのは一定の期間や金額までだけで、それを超えたらもちろん利息を支払わなければいけません。
借入金の利息は、ローン会社によって独自に様々設定ができますが、上限の利率は利息制限法第一条で決められています。
- 元本額が10万円未満の借金 → 年20パーセントまで
- 元本額が100万円未満の借金 → 年18パーセントまで
- 元本額が100万円以上の借金 → 年15パーセントまで
「無利息ローン」を名乗っているのは無担保ローンが多いので、その利率は利息制限法の上限利率に近づいていくため、必然的に支払わなければいけない利息も高額になりがちです。
借金はいつかは返さなければいけない
ローンの手続きは、ATMの簡単な操作で借りられたり、インターネットでボタンをポチっと押すだけだったり、近年ますます簡単になりましたが、どんなに手続きが簡単になろうと借金は借金です。
「利息がいらないから借りても平気だ」「無利息だから元本だけ考えれば大丈夫」そんな気持ちでいたら、あっという間に返済すべき金額がそれこそ雪だるま式に増えてしまいます。
おわりに
無利息ローンを借りる際には、
- いつまで無利息なのか
- その期間を過ぎたらどれくらいの利率になるのか
という2点をよく確認し、無利息となる条件期間内に返済するのが一番です。