香港での長い乗り継ぎ時間を利用して、本場の飲茶を満喫。
ローマではあえて前泊をし、有名観光スポットを網羅することが出来ました。
そして、ローマ市内~チビタベッキア港までのおすすめ移動方法も教えます。
乗り継ぎ時間に香港ミシュラン一つ星レストランで飲茶満喫!
MSCファンタジアに乗船するチビタベッキアの最寄り空港は、ローマのフィウミチーノ空港です。自宅のある福岡からは、香港経由で、約20時間強のフライト時間になります。
ローマでの観光時間を取る必要があった(後述します)ので、ローマ市内で2泊した後、チビタベッキア港に移動しました。
飛行機は経由便の方がお得で、九州からは乗り継ぎできる都市が限られますが、関西・東京圏の方は、トルコやドバイ、カタールなど、もっと選択肢があるかもしれません。
フライトは全てキャセイパシフィック航空を利用しました。福岡を昼過ぎに出発し、福岡~香港間は3時間30分のフライトです。
定刻通り、18:00頃に香港空港に到着。ただし、ローマ行の乗り継ぎ便は翌日0:40発、到着時点で、なんと約“7時間”の乗り継ぎ時間がありました。
さすがに暇を持て余します。乗り継ぎが、6時間以上ある場合は、入国して観光する時間も十分あります。
香港は私が出張で頻繁に訪れて、土地勘もあったことがあり、ミシュラン一つ星を獲得しているTim Ho Wan(添好運) で飲茶を食べることにしました。最近では、東京にも店舗がオープンしましたね。
香港島の香港駅構内に位置し、香港空港~香港駅までも、エアポートエクスプレスで30分弱の距離なので、アクセスが抜群です。入国審査を経て列車に乗り、着陸から1時間ちょっとで有名店の味が楽しめます。
ミシュラン星付きにも関わらず、とてもリーズナブルに本格的な飲茶を食べることができました。英語、中国語メニューしかありませんが、漢字から想像したり、隣の人が食べているものを見て注文したりなどもできますし、どれを頼んでも美味しいので安心です。
香港空港内にも、お土産店やディズニーストア、フードコートなど、施設が充実しています。シャワーが利用できるラウンジも数か所ありますが、料金は少し割高です。
また、香港からローマへは、13時間強のフライトで、現地時間では翌朝に到着します。飛行機内で睡眠をとるためにも、乗り継ぎ時間を利用して、眠れる身支度をしておきましょう。
もし香港が経由地の場合は、ぜひ入国してみてください
ローマ・バチカンをじっくり観光したいなら、クルーズ乗船の前後泊がおススメ
ローマフィウミチーノ空港に到着したのは、朝8:00。
空港からローマ市内までは、シャトルバス、タクシー、列車など様々なアクセス方法があります。中でもシャトルバスが格安で、片道5ユーロ程度らしいですが、1時間弱かかるとのこと。
長旅で疲れていたので、空港から主要駅のテルミニ駅まで30分程で繋いでいる“レオナルドエクスプレス”という特急列車に乗車しました。片道14ユーロです。
スーツケースを引いて、空港直結の駅に徒歩移動。窓口で切符を購入後、スムーズに乗車できました。硬い座面の席でしたが、大きな荷物を置く保管スペースもあり、問題ない設備です。イタリアはスリが多いので、保管スペースに置いたスーツケースや手荷物には、常に警戒する必要があります。
事前に予約したテルミニ駅近くのホテルに10:00頃には到着。チェックイン時間前でしたが、部屋が空いていたので、交渉して早めに部屋に入れてもらいました。(これはラッキー!!)
ローマには、MSCファンタジアの乗船日前に2泊しました。
2日間で、コロッセオやスペイン広場、バチカン美術館等の超有名な観光地は一通り周ることができました。それでも、まだまだ周りきれない数の遺跡群と美術館がローマにはいたるところに点在しています。
ローマ観光の攻略法として、人気のコロッセオやバチカン美術館などは”事前予約する”という点です。当日チケットもありますが、朝早くから長蛇の列が出来ており、2時間以上待つことも珍しくないです。どちらの観光地もインターネット(英語)で事前予約が可能なので、ぜひ済ませていきましょう。
コロッセオの予約サイト
https://www.coopculture.it/en/colosseo-e-shop.cfm
バチカン美術館の予約サイト
https://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html
ここで今回私たちが、チビタベッキアを発着地に選んだ理由を紹介します。まず押さえたいポイントは、クルーズの寄港地観光としてのローマ観光です。MSC以外の船も多く停泊し、ローマ観光の拠点になる港は、チビタベッキア港です。
実は、チビタベッキア港から、ローマまではバスやタクシーでも片道1.5時間はかかります。MSCファンタジアの寄港地の中では、港から観光地までの距離が一番離れています。
寄港地観光に充てられる時間は、大体7~8時間程度でしょう。船とローマへの往復移動を考えると、ローマ内で使える時間は実質4~5時間。事前に予約を入れたとしても、各観光スポットでの待ち時間、動線を考えると、全て網羅するのは難しいといえます。クルーズの運行状況により、上陸できる時間も前後します。
ローマをしっかり堪能したい方は、クルーズ航行中の寄港地観光ではなく、前もって乗船前に前泊、もしくは下船後の後泊で、ローマ観光をすることを強くおススメします。
テルミニ駅からチビタベッキアまで列車移動、駅から港までの徒歩ルート
2日間のローマ観光を終えて、ついにMSCファンタジアの乗船日です。
出港地のチビタベッキアは、ローマの北西80㎞に位置する港湾都市で、ローマ中心部からのアクセス方法は、日本から手配できるもので下記の3通り。
①専用車:ホテルから港までDoor to Doorで行けますが、1台20,000円~30,000円。所要時間は、1.5時間程度。予約方法:エクスペディア、アゴダ等。MSCクルーズの正規代理店でも、手配してもらえます。
②乗り合いの混載車:1人7,000~8,000円程度です。ただし、他の人と乗り合いなので、直前までピックアップ時間が分かりません。若干の英語対応は求められると思います。予約方法:エクスペディア、アゴダ等
③列車+徒歩:テルミニ駅からチビタベッキア駅まで、直通の列車がありますので、事前に予約できます。所要時間は1時間弱で、一人7.70ユーロ(約1,000円)と、リーズナブルです。
予約できるホームページ:https://www.trenitalia.com/tcom-en
結果的に、私たちは③列車+徒歩を選びました。
正午前にホテルを出発し、荷物と一緒に徒歩でテルミニ駅へ。チケットの予約確認メールを持って改札に行けば、スムーズに入れます。そこからホームまでの直線をひたすら歩きます。チビタベッキア行きの列車は、入口から一番離れたホームのようです。日によってホームは違うかもしれませんので、駅入口の電光掲示板で列車とホーム番号、改札口を確認しましょう。
チビタベッキア駅には、ほぼ定刻通り到着。
ここから、港まで歩いていきますので、そのアクセス方法を教えます。
駅を背にして、右手方向に海岸線に沿って、港町の街道ひたすら歩きます。クルーズの時期であれば、同じようにスーツケースを引いて向う人がたくさんいると思うので、付いていくと良いでしょう。
道なりに10分程歩くと、左前方にミケランジェロ要塞という大きな史跡とゲートが見えてきますので、そこが港エリアへの入り口です。
ゲートから中に入り、クルーズがたくさん停泊しているエリアに向かって、ミケランジェロ要塞に沿って左方向に進みます。ずっと歩いていくと、クルーズ乗り場らしきエリアに到着します。しかし、連なっているクルーズ船の中にMSCファンタジアの姿が無く、港湾スタッフ尋ねてみると、どうやら乗り場が違うとのこと。
来た道を引き返していると、その乗り場の手前にMSCのロゴが入った弾幕と、バスを見つけました。バス運転手に話を聞くと、MSCファンタジアまでは、シャトルバスで移動するとのことだったので、その場でバスに乗り込みました。もちろんシャトルは無料です。
チビタベッキア港での乗り場が分かりづらいので、事前に旅行会社に尋ねるか、現地ではMSCの弾幕を探すと、良いと思います。
シャトルバスで、港湾エリアを更に奥へ移動したところで、MSCファンタジアの姿が見え、ここで一安心。
チェックイン、手荷物検査を順調に済ませ、ついに乗船。 無事にクルーズの旅がスタートしました。
おわりに
香港で乗り継ぎ時間を持て余す時は、入国してぜひ本場の飲茶を味わってみてください。また、チビタベッキアとローマの移動は、離れているので、ローマ観光重視する人は絶対前泊か後泊をし、チビタベッキアから乗船することをおススメします!
ローマからチビタベッキアへの移動は、コスパの高い列車+徒歩が便利。MSCクルーズの出港場所は、事前にチェックが必要!
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