家にエクセル環境がなくてもMOSに一発で満点合格できた!効率的な勉強方法をご紹介

  • 2020年6月22日
  • 2020年6月22日
  • 日常

エクセルやワード、パワーポイントなど、いわゆるオフィス系のソフトは事務系の職はもちろんのこと、営業マンもそこそこの使いこなしが要求される、いわば社会人としての必須スキルとも言えます。

とは言え、会社で使う機能は結構限定されていて知らない機能もありそうだし、もうちょっとレベルアップすればステキな資料作りの役に立つかも!?なんていう思惑から、とりあえずエクセルのスキル試験であるMOSのエクセル2016を軽い気持ちで受験し、一発で、しかも満点合格できたので、勉強のコツなどを記しておきます。

MOSとは

MOSは、Microsoft Office Specialist の略で、エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。

「エクセルが使えます!」と言っても、自己申告ではいまいち信憑性に欠けるところ、公式に客観的に利用スキルが証明されるものです。

この、公式に客観的に証明されるという点から、就職や転職の際にも有利な資格と言われています。

MOS試験の種類

MOSは、ワードやエクセルなどのソフトの種類ごと、そして2013や2016などのバージョンごと、一般レベル(スペシャリスト/アソシエイト)と上級レベル(エキスパート)の2段階で実施されます。

私が今回受験したのは、エクセル2016のスペシャリストです。

エクセル2016スペシャリストの出題範囲

エクセル2016スペシャリストの出題範囲は以下の通りです。
パッと見ただけで、「これはできそうだな」というものと「何となくわかる気がするけど自信がない」というものがありました。

ワークシートやブックの作成と管理
  • ワークシートやブックを作成する
  • ワークシートやブック内を移動する
  • ワークシートやブックの書式を設定する
  • ワークシートやブックのオプションと表示をカスタマイズする
  • 配布するためにワークシートやブックを設定する
セルやセル範囲のデータの管理
  • セルやセル範囲にデータを挿入する
  • セルやセル範囲の書式を設定する
  • データをまとめる、整理する
テーブルの作成
  • テーブルを作成する、管理する
  • テーブルのスタイルと設定オプションを管理する
  • テーブルをフィルターする、並べ替える
数式や関数を使用した演算の実行
  • 関数を使用してデータを集計する
  • 関数を使用して条件付きの計算を実行する
  • 関数を使用して書式を設定する、文字列を変更する
グラフやオブジェクトの作成
  • グラフを作成する
  • グラフを書式設定する
  • オブジェクトを挿入する、書式設定する

MOSの勉強方法

MOSの勉強方法は主に2通りで、①パソコンスクールやオンラインスクールで講師に教えてもらう方法、そして②独学で何とかする方法です。

私は②の独学で何とかする方法を選びましたが、冒頭の通り、一発で満点合格できました。上の写真は結果表ですが、大人になってから点数で評価されることってあまりないので、1000/1000という表示は気持ちが良いですね〜!

私が取り組んだ独学の方法は以下の通りです。

1.まずは参考書を1冊買う

独学で勉強する場合、とりあえず一冊は参考書を買った方が効率的に勉強が進みます。お金をかけたくない場合はweb上の情報だけでもできなくはないと思いましたが、体系的にまとまった参考書があれば短い時間で簡単に勉強を進めることができます。

私が買ったのはネットでの評判が良かったFOM出版のよくわかるマスターシリーズ。これ一冊で十分でした。

2.参考書の目次を読み、わかるところを消し込み

最初から順に読み進めても良いですが、日常的にエクセルを使っている場合、「そんなの知ってるよ」という機能も結構あります。

目次はチェックリストとしても使えるので、「そんなの知ってるよ」というパートを消し込んでいき、その後残ったところだけを重点的に勉強すれば良いのです。

例えば、前述の出題範囲の一つめの「ワークシートやブックを作成する」というセクションでは

  • ブックを作成する
  • 区切り文字で区切られたデータをテキストファイルからインポートする
  • ワークシート名を変更する
  • 既存のブックにワークシートを追加する
  • ワークシートをコピーする、移動する

という5つの小テーマに分かれていて、「ちょっと自信がないな」と感じたのは2つ目の「区切り文字で区切られたデータをテキストファイルからインポートする」だけだったので、そのページだけ読んで、他の箇所は読むのを省略しました。

3.実際にエクセルを動かしてみる

やはりこういう実技系の試験で大事なのは、とにかく実際に動かしてみることです。

しかし!困ったことに私は家のPCにエクセル環境がないため、せっかく参考書についているデモCDも使うことができませんでした。

仕方がないので、動作の確認をしたい項目は、参考書を読んで覚えて、翌日会社のPCでその動作をやってみる、ということを繰り返しました。

4.模擬試験をやってみる

今回使用したFOM出版のよくわかるマスターシリーズの参考書には、5回分の模擬試験が載っていて、自動採点機能がついたCD-ROM付きなので、模擬試験で自分の理解度が確認できます。

残念ながら私は家にエクセルがないので、参考書に書いてある問題文を読んで、「大体こんな感じかな?」と思ったことを書き出し、それを模範解答と照らし合わせるというアナログな方法で進めました。

5.苦手なところ、知らなかったところを繰り返す

何の勉強をするにしても、身につけるには繰り返しやって覚えるしか方法はありません。

幸い、今回の出題範囲にはいわゆる「苦手なところ」はなかったので、今まで知らなかった機能だけを繰り返し操作して覚える方法を取りました。

MOSは役に立つのか?

特に転職を考えているわけでもなく、資格を取ったから給料が上がるわけでもないですが、今回のMOS受験を通じて今まで知らなかった機能を知ったり、工夫する方法を知れたのが良かったです。

ワードはバージョンが変わってもそんなに見た目や機能は変わらない印象ですが、エクセルはバージョンが変わると機能も見た目も大幅に変わります。そのため、バージョン2016で新たに導入された機能など、昔はなかった機能を知るのにも良い機会です。

個人的には、グラフを入れるとくどくなるけど視覚的にわかりやすい表にしたいと思った時に「スパークライン」の機能を使うことで、これまでよりもちょっとレベルアップした資料が作れるようになったなと感じます。

誰でも独学で満点合格できるのか?

MOSは、「きちんと使えるか」を評価する試験なので、ひっかけ問題のような意地悪なものはなく、また数式もいつものエクセル機能と同じくfxマークを押せばサジェスト機能があるので暗記する必要はありません。そう言った意味で、ちゃんと勉強すれば満点合格できる試験と言えるでしょう。

しかし、「1回もエクセルを触ったことがない」「エクセルは使っているが、決められた箇所に決められた数字を入れるだけ」みたいな人には独学は厳しいと思いますので、大人しくパソコンスクールに通って手取り足取り基本操作を教えてもらうことをお勧めします。

おわりに

子供の頃は、「大人になれば勉強しなくて良い」なんて思っていましたが、仕事関係の資格試験はもちろんのこと趣味の調べごとなど、意外と知識のアップデートは必要で、「勉強しなくて良い」なんていうのが間違いだったことに気付きます。

ちょっとしたスキルの差が、仕事での成果物の差につながることもありますし、知ってるつもりのこともちょこちょこアップデートが必要ですね。

 

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