最近は、ATMで簡単にキャッシングができたり、クレジットカードでのリボ払いがたまってしまったりと、1人で何社もの金融会社のローンを使っている人がいます。
財布の中に複数のカードがあり、その時の気分や成り行きでいろいろなカードを使ってしまうことがありますが、だんだんと管理できなくなって返済日を誤ってしまったり、違うローンの返済をしてしまうなど、トラブルに発展しかねません。
本稿では、現役の金融機関職員である筆者が、ローンをまとめることのメリットをご紹介します。
ローン残高が一目瞭然!管理が楽になる
ローンをまとめることで、どれぐらいの金額を使用しているのかが一目でわかるようになり、管理しやすくなります。数社から並行して借りているローンを一つ一つ個別にチェックするのは面倒くさいですし、一旦まとめてしまってから一元管理をしたほうが効率的です。
複数の借入がある場合、個別の借入だけを見ると、それぞれの残高はそんなに多く見えないかもしれません。
しかし、いざまとめてみると、その残高に驚くかたも多いようで、借入が増えてしまう=お金の管理が苦手な方にこそ、一つにまとめて管理することをオススメします。
借入金利が下がって結果的に支払額が減ることが多い
キャッシングやリボ払いなどのいわゆる無担保ローンは、借りている金額が少なければ少ないほど金利が高く、複数の会社から少額ずつの借入をしていると、一番高い金利ばかりを払っていることもあり得ます。
ローンをひとまとめにする時、できるだけ金利の低いところを選ぶようにすれば、返済負担も軽減します。ローンをまとめることで借入れ金額が高額になったとしても低金利で借りられる可能性があり、結果的に返済金額を減らすことができます。
多くの金融機関では、金額が大きくなると金利は下がる傾向にあり、また他社のローンをまとめると金利がお得になるサービスなどもあるので、今借りているよりも低い金利でローンを組むことができるようになります。
おわりに
複数のローンを一つにまとめることは,管理のしやすさと金利を抑えるという2点だけでも大きなメリットがあります。
まとめ先のローンの内容によっては、ローンカードを利用することでポイントがついたり、信用が高くなって次の融資条件がよくなることもあります。
色々な会社から借り入れがある方は、まずはローンを一つにまとめられないかを検討してみてはいかがでしょうか。