たびたびご紹介しているグローブトロッターは、中に間仕切りがないというのが1つの大きな特徴です。
巷で売られているスーツケースは、真ん中に仕切りがあったりポケットがついていたりと収納に便利そうな機能がついていますが、ではグローブトロッターはパッキングしにくいのか?と聞かれればそれはきっぱりNO!と言えます。
本稿では、愛用歴10年以上!8サイズ11個のグローブトロッターを所有し、仕事の出張にもプライベートの旅行にも使い倒している筆者ならではのパッキングのコツをご紹介します。
グローブトロッターのサイズ感
私が所有しているグローブトロッターのサイズは、7インチ、9インチ、13インチ、18インチ、20インチ、21インチ、26インチ、30インチの7サイズですが、旅行に持っていく所謂スーツケースと呼ばれるのは18インチ以上のサイズのものです。
人によっても季節によっても荷物の量は異なるので何とも言えませんが、私はサイズごとの使用目的は下表のように使い分けています。
18インチ | 飛行機に乗らない国内旅行2泊程度まで |
20インチ | 飛行機に乗る、2〜3泊の旅行 |
21インチ | 飛行機に乗る、3泊程度、または真夏の着替えが少ない一週間の旅行 |
26インチ | 一週間程度の旅行 |
30インチ | 10日以上の旅行、または荷物の多いクルーズ |
サイズが大きくなるほどパッキングは難しい
グローブトロッターは仕切りが無いので、サイズが大きくなればなるほど自由度が増していきます。
自由度が高ければパッキングはしやすいような気がしますが、間仕切りがないからこそちゃんと詰めないと変に偏ってしまったりして、サイズが大きくなればなるほど空間を考える必要が出てきて難しくなります。
グローブトロッターの中を四分割して考える
どんなサイズのグローブトロッターを使うときも、まずはグローブトロッターの空間を図のように四分割して考えます。
グローブトロッターを引いて歩く時のように縦型に立てると②と④が下になり、またグローブトロッターを横型に立てると①と②が下になります。荷造りの基本は、「重いもの・硬いものを下へ」ということで、②の空間にとにかく重いものを詰めていきます。
旅行の帰りには荷物が増えるのが常なのである程度空間に余裕を持たせ、家を出るときには、①化粧品や小物など細々したもの②洋服など重くて固定できるもの③何も入れない④重いものその2や靴など、という感じでパッキングします。
空きスペースは固定用の空き箱を活用
上で書いた③のスペースに何も入れないと書いたものの、空きスペースがあるとスーツケースの中で荷物がゴチャゴチャになってしまうので、靴を買った時の空き箱や小さい段ボール箱など、軽くて硬さがあるものでスペースを塞ぎます。
この箱は帰りには捨ててきても良いですし、旅行先で購入したお土産を入れるのに利用しても良いかもしれません。
洋服は風呂敷に包んで自由自在の大きさに
旅行中に着るお洋服は、そのままスーツケースに入れても良いですが、そうすると動いてシワシワになってしまったり、他の汚れが移ってしまう可能性があったりするので、ある程度の単位でひとまとめにしていきます。
スーパーのビニール袋や大き目のポーチを使うのも良いですが、内容によって色分けができて中身によって大きさを自在に変えられるので、風呂敷で着替えを包んでいくのがオススメです。
万一空港の荷物チェックや税関でスーツケースを開けなければいけなくなった場合も、着替えがそのまま丸見えだと恥ずかしいですが、風呂敷に包んであれば安心です。
また、旅行先で買い物をしすぎてグローブトロッターの中に荷物が入りきらなくなった時には、風呂敷に包んで外出しして手荷物にしてしまうことも可能です。
おわりに
「グローブトロッターのスーツケースは仕切りがなくて使いにくい」と思われがちですが、仕切りがないからこそユーザーの使い方次第で何とでもなるのがメリットであり魅力です。グローブトロッターのパッキングがうまくできない、難しいと思っている方の助けになれば幸いです。