シェアハウス「かぼちゃの馬車」に端を発するスルガ銀行の不正融資問題について、問題発覚からしばらく経ちますが、未だに新たな火種となるようなニュースが出てきたり、報告書を読めば読むほど「曲がりなりにも銀行がこんな杜撰な融資管理をしていたのか」とびっくりするような事実ばかりです。
そんな、「今後大丈夫だろうか?」と行く末が心配になるスルガ銀行ですが、一預金者としては冬の楽しみの一つである、定期預金のおまけである宝くじが今年も無事に送られてきたので記録として残しておきます。
かれこれ10年以上もスルガ銀行ドリームダイレクト支店で定期預金をして、年に3回宝くじをもらっていますが、全く当たる気配がありません。どうせ預金金利はスズメの涙ほどですし、株などに投資してリスクに晒したくない一定の資金のおまけとして「当たるかな〜ワクワク」という気持ちを貰っている、という感じです。
配送は安心の簡易書留
預金額に応じて(後述)送付される宝くじ、他の銀行が圧着ハガキで番号だけを知らせる保護預り形式なのに対して、スルガ銀行は宝くじつき定期預金のサービス開始から一貫して宝くじの現物を送付してきます。
宝くじ現物ということは、もし当たりくじだったら7億円の価値があるかも!?ということで、セキュリティの担保された簡易書留で送られてきました。
過去にはヤマト運輸のセキュリティ便だったこともあったような気がしますが、いずれにしても受け取りにはサインが必要で、安心です。
300万円で年間10枚×3回=9,000円分の宝くじが貰える!
スルガ銀行のジャンボ宝くじ付き定期預金は、金額によって貰える宝くじの枚数が異なります。定期預金は3年満期の自動継続(元金継続)型なので、放っておけば利息は普通預金に入金されています。
預け入れ額と貰える宝くじの枚数は、まとめると以下の通りです。
進呈予定宝くじ(発売日) | お預け入れ金額 | ||||
---|---|---|---|---|---|
100万円/1口 | 300万円/1口 | 600万円/1口 | 900万円/1口 | ||
1年間 | ドリームジャンボ(5月中旬) | 5枚 | 10枚 | 20枚 | 30枚 |
サマージャンボ(7月中旬) | ー | 10枚 | 20枚 | 30枚 | |
年末ジャンボ(11月下旬) | 5枚 | 10枚 | 20枚 | 30枚 | |
3年間合計 | 30枚 (10枚×3年間) | 90枚 (30枚×3年間) | 180枚 (60枚×3年間) | 270枚 (90枚×3年間) |
預金保険ギリギリを預けるとどうなる?
宝くじが貰えるなら・・・と、ありったけの資金をスルガ銀行のジャンボ宝くじ付き定期預金に預け入れるのも良いですが、昨今のスルガ銀行の情勢を見ていると、潰れてしまうのでは?という不安も拭いきれません。
そこで考えるべきは、銀行が破綻しても預金者保護の観点から預金保険機構が保護してくれる預金額のこと。これは日本のすべての金融機関で同一ですが、破綻した金融機関について一預金者ごと普通預金と定期預金の元本とその利息を足して1,000万円までが預金保険によって保護される、というもの。
1,000万円をスルガ銀行のジャンボ宝くじ付き定期預金に預け入れる場合、先々の中途解約のことを考えると、900万円+100万円という2つの定期預金を作るより、300万円×3+100万円という4つの定期預金を作ることをお勧めします。なお、どちらにしても貰える宝くじの枚数は変わらず、例えば年末ジャンボは35枚となります。
注意しなければいけないのは、預金保険で保護されるのは普通預金と定期預金の合わせて元金1,000万円とその利息。つまり、満期を迎えるなどして一度実現した利息は、その時点で元金となっているので、1,000万円を超えてしまいます。
利息は微々たるものとはいえ、万一に備えるのであれば、常に普通預金は0となるよう引き出してしまうのが得策です。
おわりに
宝くじで一等が当たる確率は、飛行機事故に巻き込まれる確率よりも低いなんて言われますし、きっと今回も当たりません。
しかし、当たるかな〜当たったら何に使おうかな〜なんて考えている妄想の時間が、以外と幸せな時間のような気がします。