シェアハウス「かぼちゃの馬車」に端を発するスルガ銀行の不正融資問題について、連日のように新たな報道がなされています。
300ページ以上にわたる第三者委員会の報告書を読まれた方も多くいらっしゃるかと思いますが、下手な経済小説よりも読み応えがあり、まさに「事実は小説より奇なり」を体現しているような状況で、開いた口がふさがりません。
スルガ銀行が何をしたのか、どんなことが問題なのかについては、様々なメディアで取り上げられ、上手にまとめられていますので今更ここに書くことでもありません。
今日は、一預金者としての私の手元にも「シェアハウス関連融資等の問題に関するお詫び」と題する手紙が送られてきたので、記録として残しておこうと思います。
シェアハウス関連融資等の問題に関するお詫び
スルガ銀行から送られてきた手紙は以下写真の通りです。
要約すると、
・いろいろと騒がせてすみません
・改善に取り組みます
・今後ともよろしく
ということのようです。
内容に関しては、「そうですか」という内容で、特にコメントのしようがないですが、これを預金者全員に送付したのだとしたら、それだけで郵電費がけっこう嵩んだだろうな、などと考えてしまいました。
預金者としてはどうするべきなのか?
連日の不穏なニュース、複数役員の退任、ずさんな内部管理が明らかになればなるほど、お金を預けている預金者は不安になるもの。取り付け騒ぎというほどではないけども、「預金を全額引き出した」「口座を解約した」というような話も耳にします。
こうした預金者の行動のもとになっているのは、「もしスルガ銀行が潰れたら、お金がなくなる!」という心理からでしょう。
しかし、スルガ銀行がもしも破綻したとしても、普通預金と定期預金合わせて1,000万円までとその利息は預金保険によって全額保護されているので、慌てて引き出す必要はありません。
もし1,000万円以上をスルガ銀行に預けている場合は、今後スルガ銀行が本当に大丈夫なのかを自分で見極めて、そのまま残すなり他の銀行に移すなりの対策が必要です。
とりあえず、私はこのまま預金を継続することにしましたので、また何か進展があれば記録していきたいと思います。