初めてのクルーズでも安心！おすすめのクルーズの選び方とは？

クルーズ旅行ってなんだか敷居が高い···クルーズ旅行に行ってみたいけど、たくさんありすぎてどの船を選んだら良いのかわからない···気になるクルーズがあるけど、楽しめるかしら？などなど、初めてのクルーズの前には不安がいっぱいです。

そこで本稿ではクルーズ歴10年以上！すっかりクルーズ旅行のトリコとなった筆者が、初心者にも安心のクルーズ旅行の選び方をご紹介します。

どこに行きたい？まずは寄港地で選ぼう

やはり何といっても旅行は「どこに行きたいか」から始まります。いくらクルーズ船に乗って旅行に行ってみたいとは言っても自分が全然興味がない場所では楽しみも半減してしまいます。

クルーズの寄港地によっては、普通の陸の旅ではちょっと行きにくいところが寄港地になっていたりするので、クルーズならではの寄港地を選ぶのも良いかもしれません。

また、クルーズ旅行においては、海が穏やかで天気が良い季節がベストシーズンと呼ばれ、海域・エリアによってベストシーズンは様々です。

そのエリアのベストシーズンがいつなのか、というのはきちんと押さえておきたいボイントです。

主なクルーズエリアとベストシーズンは以下のとおりです。

地中海：4～11月

北欧・バルト海：5～8月

アラスカ：5- 8月

カナダ・ニューイングランド：9～10月

カリブ・バミューダ：12～4月

アジア：10～6月

オセアニア：11～3月

ハワイ：一年中

南極：12～3月

とにかく豪華で落ち着いたもの？それとも皆でワイワイ？

各人の趣味趣向はもちろんのこと、「誰」と「どんな」シチュエーションでクルーズ旅行に行くのか、によっても選ぶクルーズは変わってきます。

ハネムーンなのか、子供連れなのか、大人だけなのか……クルーズ旅行の成功のカギのひとつは、自分と同じようなお客さんがたくさんいる船を選ぶことです。

クルーズ船には大きくわけて3つのクラスがあると言われており、一ロにクルーズと言ってもそのクラスによってかなりの差があります。

豪華で落ち着いた上質な大人の旅行にはラグジュアリー船

50代以上の大人の旅行には、落ち着いた雰囲気のラグジュアリー船がオススメです。20代のころ、両親と一緒にクイーンエリザベスに乗船したのですが、同じような年代の乗客は皆無で、まだ若い私にとってはちょっとつまらなかったです。

しかし、船の中全体に流れるゆったりとした空気や、お酒を片手にしっぽり語る雰囲気など、普段の生活では到底味わえないような大人の雰囲気を感じることができたのはとても良い体験となりました。

代表的な船会社：キュナードライン

ワンランク上のプレミアム船

30代以上の大人だけの旅行には、プレミアム船がおすすめです。このクラスの船は、ラグジュアリー船ほど堅苦しくなく、かといってカジュアル船ほどくだけていない、ちょうどいい塩梅のクラスです。

プレミアム船のクルーズとして日本人にもよく知られているのはプリンセスクルーズですが、日本発着はアメリカ発着と比べてカジュアル船に近いくだけた雰囲気だと感じました。

代表的な船会社：プリンセスクルーズ

子ども連れでワイワイ騒ぐならカジュアル船

お子様と一緒にクルーズ旅行に出かけるのであれば、カジュアル船一択です。子ども連れで乗っている人が多いので気兼ねすることなく騒げますし、同じ年ごろの子ども同士で仲良くなったり、子どもを通じて親同士も仲良くなったりできます。

また、大人だけで旅行する場合も、ドレスコードなど堅苦しいことを考えたくない方には、カジュアル船がおすすめです。

代表的な船会社：コスタクルーズ、MSCクルーズ、ディズニークルーズ

クルーズ船内の主要言語で選ぶ

行きたい場所が決まり、乗りたいクラスが決まったら、そのエリアで運航されているクルーズ会社から乗りたいクルーズ船を選びます。

選ぶ際に私がポイントとしているのは、どの国のクルーズ会社か、ということです。これは、クルーズ船内で使われる言語に大きな影響があるからです。

ヨーロッパ系の船はかなりの多言語

たとえばイタリアなどヨーロッパのクルーズ会社を選択すると、英語は第一言語ではなく、イタリア語、ドィツ語、フランス語、スペイン語など、ヨーロッパ各国の言語の次に使われる言語となります。

ヨーロッパ系のクルーズ会社を選ぶメリットは、「言語」に重きをおかないショーが多いこと、イタリア語レッスンなどの船内アクティビティがあること、5か国語以上を流ちょうに操るクルーズスタッフを見ることができること、などがあげられます。

デメリットとしては、船内放送などが何か国語かで放送されるので、説明がすごく簡略化されているし、よく耳をこらしていないと英語を聞き逃してしまう恐れがあることです。

英語が公用語の船

アメリカやイギリスのクルーズを選ぶと、船内公用語は英語となり、基本的にその他の言語は使われません。

アメリカ・イギリス系のクルーズを選ぶメリットは、英語だけの説明なのでシンプルでわかりやすいこと、逆にデメリットは、「トークショー」など英語がわからないと全く楽しめないショーも開催されることです。

英語が少しわかる方でも、コメディショーなど早いスピードで話される英語は聞き取るのが難しく、また笑いのネタもアメリカ国内でのネタとなることが多いので、バックボーンを知らないと全然面白くないネタというのもあり得ます。

日本語コーディネーターが乗船しているか

添乗員さんが同行するツアーに参加する場合は、何かあれば添乗員さんが助けてくれますが、クルーズ旅行には個人で参加される方も多いでしょう。

個人でクルーズに参加する場合に心強いのが、日本語コーディネーター（または日本人コーディネーター）と呼ばれる、日本語が話せるクルーズスタッフが乗っているクルーズ船を選ぶことです。

日本語コーディネーターが乗船している場合、船内新聞やダイニングでのメニューで日本語訳が用意されたり、日本語での乗船説明会・下船説明会・寄港地相談会が開催されるなど、日本語でのサポートが期待できます。

船内で何か困ったことが発生した場合も、フロントに電話して「ジャパニーズスタッフプリーズ」とでも言えば、日本語で対応してもらうことができ安心です。

おわりに

初めてのクルーズ旅行は不安がいぱいです。しかし、きちんと自分の好みを明確にすれば、おのずと乗りたいクルーズは決まります。

どこのエリアで、どんな船に乗りたいのかが決まったら、希望にあう日程があるかどうか検索してみましょう。