グローブトロッターのスーツケースの特徴の一つに、ホイールが2輪というのがあげられるのですが、もしかしたらこれからは4輪のスーツケースが主流になるかもしれません。
長らくのグローブトロッターファンとしては、4輪ホイールの見た目は違和感しかないのですが、これも時代の流れと思えば仕方がないのかもしれません。
SS21のコレクション“ALBION”は全て4輪!?
2021年の春夏コレクションであるSS21ALBIONは、まだ日本のサイトでは発表されていないものの、イギリス本国のサイトを見る限り、4輪のみのようです。
※後日注:日本では2輪が販売されることがわかりました。
通常シリーズのセンテナリーやサファリも、4輪シリーズがイギリス本国のオンラインショッピングサイトに掲載されています。
4輪になって変わること
4輪への変更に伴って、これまでの片面に荷物を入れて蓋をするという構造ではなく、両面に荷物を入れるという、よくあるスーツケースの形に変更されています。
個人的には、両面に荷物を入れるタイプは蓋を閉める時に重くて力が必要だし、完全に開かないといけなので、片側にだけ荷物を入れる方式でクローゼット内で半開きで使える2輪グローブトロッターがすごく使いやすかったのですが。。。
さらに、今まで外付けだったハンドルの引き延ばし構造(なんて呼んだら良いのでしょう?アジャスター?)が、内蔵型に変更になっているようで、荷物を詰めるのにちょっと不便そうです。
20インチとのサイズの違い
これまでの定番だった2輪の20インチトロリーケースとサイズを比較してみると、以下の表の通りです。
容量や重さは変わっていないものの、大きさが結構変わっているので、見た目の印象が変わってくるのも納得です。
4輪トロリーケース | 2輪トロリーケース (20インチ) | |
大きさ | 40×55×21(cm) | 42×58×18(cm) |
容量 | 34リットル | 34リットル |
重さ | 4.2kg | 4.2kg |
これまでにも予兆はあった
実はグローブトロッターで4輪のスーツケースが発売されるのはこれが初めてではありません。
数年前のGUCCIとのコラボや、去年の映画007とのコラボでも、4輪のスーツケースが発売されていました。
ただ、あくまでそれらは「コラボ」という限定品であり、サファリやセンテナリーといった定番ラインではなかったのです。
旅のスタイルは時代とともに変化するもの
そもそも、グローブトロッターも本当に初期の頃は2輪どころかホイールなんてついていない、ただの箱型のケースだったわけで、それが「荷物持ちのお付きの者がいない一般人も旅行する」という時代の変化によって、自分一人で持てるようにホイールが付いたという歴史があります。
2輪が4輪に取って代られるのも、きっとその方が便利だとか、使う人の負担が軽いといった、現代の声を取り入れたものでしょう。
見た目の違和感はさておき、実際に使ってみないことには使い心地の判定は付きませんので、また海外旅行に行ける時になったら新しい4輪のグローブトロッターを購入するのもアリだなと感じました。
2輪を買うなら今のうち?
グローブトロッターが方針を変えたということであれば、今は当たり前に手に入る2輪のグローブトロッターは、将来的にはなかなか手に入れることができなくなるでしょう。
そういった意味では、2輪のデザインが好きな方でグローブトロッターの購入を迷っている場合は、まだまだ選択肢が豊富な今のうちに、お気に入りの一つを見つけて買っておくのが良いかもしれません。