私がコスタネオロマンチカに乗船した際、折しも日本に大型の台風が接近中で、出発前からバタバタ、乗船後もバタバタ、と、何かと慌ただしいことになってしまいました。
夏から秋にかけての日本の気候を念頭に、台風シーズンにクルーズ旅行を計画する際に注意しておくべきことを考えていきたいと思います。
夏の間は台風は必ずやってくる
2018年は例年に増して日本に接近・上陸した台風が多くありましたが、どんなに天気が良い年でも、台風が1つも来ないなんてことはありません。
夏から秋に日本近海クルーズを予約する場合は、「台風が来るかもしれない」ということを念頭に置いて計画・予約をするべきです。
台風が来てもクルーズはキャンセルにならない
飛行機は台風が接近するとすぐに遅延や欠航となりますが、台風が発生してクルーズ予定地の近くまで来ることがわかっていても、滅多なことではキャンセルになりません。
大抵は、台風を避けるようにコースを変えるなり、台風が過ぎるまで一泊停泊して待つなりして、なんとか船を動かします。
なんとかして船を動かすということは、ちょうど乗る予定の期間に台風が発生した場合は、それなりの覚悟を持って乗船する必要があります。
出発地、出発時間の変更
クルーズの出発に合わせたように台風が来てしまった場合、考えられるのは出発地の変更や出発時間の変更です。
出発地の変更があるのは本当にその地に直撃するときくらいですが、出発時間の変更は早まることも遅くなることもあり得ます。
直前で場所・時間が変更になっても慌てないように、予定出発日の前日はスケジュールを空けておきたいものです。
寄港地の変更
台風の進路とクルーズのコースが重なった場合に考えられるのが、寄港地の変更です。予定していたAには行けないけど、少し離れたBには行ける、そんな判断がされると寄港地の変更となります。
どうしてもここに行きたい!!!という場所がある場合も、台風が来ていたら仕方ありません。諦めましょう。
行くはずじゃなかった新たな寄港地でも楽しいことがあるかもしれません。
寄港地が変更になった場合、個人的に予約しているツアーやお店があると、キャンセルしなければいけないので、キャンセルリスクも考えるとクルーズ会社主催のエクスカーション(寄港地ツアー)に参加するのが良さそうです。
寄港地のキャンセル
予定していたAという寄港地は、どうしても台風とぶつかるし、代わりに寄れそうな場所もない。波が高くて船のスピードが出なくて寄港地に寄る時間がない。そうなると、単純に寄港地のキャンセルとなります。
この場合、船内で過ごす時間が増えるので、積極的に船内イベントに参加したいものです。
台風時の船内はかなり揺れる
いくらフィンスタビライザーで揺れが制御されているとはいえ、台風の際のクルーズ船内はかなり揺れます。廊下をまっすぐに歩くのが困難なほどで、廊下や階段には万一に備えてエチケットバッグが設置されるほど。
車酔いや電車酔いは一旦下車すれば良いですが、船からは降りることができませんので、できるだけ船酔いを事前に回避する手立てをしていきたいものです。
個人的には、お守りとして、酔い止めを乗船日数分持っていくこと&気持ちが悪くなる前に予防として飲むことをオススメします。
アクシデントも旅の醍醐味のひとつ
何事も予定通りに進む方が気持ち良いのはもちろんですが、予想外の出来事というのも振り返れば楽しいものです。台風のせいで出発が早まったり寄港地がキャンセルになったりしたクルーズでは、乗り合わせた他の乗客と妙な一体感が生まれ、より一層話が盛り上がりました。
クルーズ中に台風が来たら怖いから、などという理由でクルーズ予約をしないのはナンセンスです。
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