クルーズ旅行を予約する際に決めなければいけないことの一つに、食事の時間をどれにするか、ということがあげられます。
たいていどのクルーズ船に乗ってもディナータイムは2部制で、17時半〜18時くらいからのファーストシーティング、20時〜20時半くらいからのセカンドシーティングに分かれていて、さらに船会社によってはanytime diningなどと呼ばれる時間指定なしの選択もできます。
どの時間を選んだら良いのか、それぞれのメリットとデメリットを書き出してみました。クルーズの食事時間チョイスの参考にしていただければと思います。
ファーストシーティング
ファーストシーティングやアーリーダイニングなど呼ばれる、いわゆる「1回目」の食事の席は、だいたい夕方の17時半から18時頃からスタートします。
メリット
- 子ども連れの場合は、子どもが眠くなってしまう前に食事を終わらせることができる
- 食後に、ショーや音楽ライブ、ダンスパーティなど、夜のイベントを思いっきり楽しむことができる
デメリット
- ファーストシーティングの方がセカンドシーティングよりも人気なので、混雑しがちで、場合によっては子どもがうるさいと感じる
- セカンドシーティングが後から入ってくるため、レストランのスタッフが時間までに片付けようと必死で慌ただしい
- 寄港地によっては早めに船に戻って着替えたり準備したりする必要がある
セカンドシーティング
セカンドシーティングは、ファーストシーティングが終わって片付いた後、20時〜20時半くらいから始まります。
日本人は早めの時間を好む方が多いらしく、(日本発着の日本人だらけの船は別にして)セカンドシーティングではあまり日本人を見かけません。
メリット
- セカンドシーティングは席に余裕があることが多く、レストランのクルーに余裕があり、また、「海の見える席に変えて欲しい」など席の変更の要求が通りやすい
- 子ども連れがほぼいないので、落ち着いて食事ができる
- 寄港地の観光から戻ってきて、少し休憩する時間がある
デメリット
- 食事が終わるのが22時くらいになってしまうこともあり、健康に悪そう
- ファーストシーティングの人たちが食事している時にショーを見て、食事をして、その後デッキパーティなどに出かけると、食事のために夜のアクティビティを中断する形になる
- お腹が空きすぎて我慢できなくなり、ビュッフェで済ませてしまうこともあり得る
好きな時間に好きな場所で
エニタイムダイニングを選べる場合、たいていは17時半から21時半までの好きな時間にダイニングに行くシステムで、船によってはレストランも選べることがあります。
メリット
- 時間に縛られることがない
- お腹の空き具合と相談して夕食に出かけられる
デメリット
- 時間によっては、30分以上待たされる
- テーブルが決まっていないので、馴染みのレストランクルーができない
結局どれが良いのか?
エニタイムは、良さそうに見えても結局待ち時間があったり、待つのが嫌なら予約するというファーストやセカンドと変わらない取り扱いになりがちなので、私はエニタイムが選べる場合でもファーストかセカンドを選ぶようにしています。
いつもの夕食の時間が早めの方ならファーストを、遅めの方ならセカンドを選べば、体への負担も少ないでしょう。
私は常の食事が不規則なので同行者に合わせがちで、両親と出かける時はファーストを、同年代の友達と出かける時はセカンドを選ぶことが多いです。