コスタクルーズは、イタリア当局との交渉が成功した後、9月6日から地中海でのクルーズを再開することとなりました。
残念ながら、イタリア国民のみを対象としているため、私たちが乗船することはできませんが、クルーズ業界にとっては明るいニュースです。
すでにドイツのTUIクルーズやイタリアのMSCクルーズも一部クルーズの運行再開を発表しているのに追従する形です。
クルーズの運行予定
再開されるクルーズは、コスタデリチョーザのトリエステ発、イタリア南部のバーリ、ブリンディジ、コリリアーノロッサーノ、シラクーサ、シチリアのカタニアの1週間のクルーズです。
コスタデリチョーザには私も以前ベネチア発着のアドリア海クルーズに乗船したことがありますが、船内設備が充実し、食事も美味しい大型クルーズ船です。
また、コスタディアデマでも、9月19日にジェノヴァ発、チビタベッキア、ナポリ、パレルモ、カリアリ、ラスペティアに寄港するマルタまでの7日間のクルーズを予定しているとのことです。
その他のクルーズはまだ休止が続く
現時点で再開が予定されているのは上記の2つのクルーズ船のみで、他のクルーズについてはコスタは2020年9月30日までクルーズシーズンの休止を延長しています。
世界的にクルーズ船が戻ってくるのは、まだまだ先になりそうです。
これまでとは違う”新しいクルーズ様式”
運行が再開されても、クルーズ旅行はこれまでと同じようにはいかないかもしれません。
日本で「新しい生活様式」や「新しい旅行様式」なるものが取り沙汰されているように、クルーズ旅行も「新しいクルーズ様式」が求められるようです。
乗船前の健康チェックはもちろんのこと、一部船内エリアでのマスク着用の義務化、毎日の検温などが予定されています。
クルーズ船の食事の一部であるビュッフェについても、その形態を変更する必要がありかもしれません。
おわりに
徐々にクルーズ業界に日常が戻ってきている感じのニュースは嬉しいですね。
とは言え、まだ日本での再開は時間がかかりそうですし、日本から海外へのフライ&クルーズもいつ行けるようになるのかわかりません。
当面は、自分が健康でいることを第一に考えて日々の生活をすることになりそうです。