【2018ダイヤモンドプリンセス乗船記】10.舞台裏を見に行こう!ダイヤモンドプリンセスのキッチン見学ツアー

豪華客船クルーズに乗船した際にはいくつか楽しみにしている定番の船内イベントがありますが、そのうちのひとつがキッチン見学ツアーです。

ダイヤモンドプリンセスの乗客定員は2706人!2千人以上の乗客がほぼ同時に食事をとることとなるため、ディナータイムにはその準備をするキッチンは戦場のような状態になることが予想されますが、いったいどのような造りになっているのでしょう?

キッチン見学ツアーが開催されないこともある

まず心しておきたいのは、キッチン見学ツアーは必ずしもすべてのクルーズで開催されるわけではないということです。

同じプリンセスクルーズでも、過去に乗船したゴールデンプリンセスでのアラスカクルーズでは開催されましたが、サンプリンセスでのアジアクルーズでは開催されませんでした。

開催の可否は、船によって決まるのか、航路によって決まるのか、それともその他の要因で決まるのかわかりませんが、とにかく船内新聞(プリンセス・パター)を毎日チェックしていることが肝心です。

キッチン見学ツアーに参加するには?

船内新聞(プリンセス・パター)でキッチン見学ツアーが開催されることがわかったら、特に事前の申し込みは必要なく、指定の時間に指定の場所に行くだけです。

キッチン見学ツアーは人気の船内イベントですが、参加定員があるわけではなく、順番にゾロゾロ順路に沿って歩いていくものなので、我先に!と行かなくても大丈夫。

キッチンという場所柄、できるだけ清潔な服装で参加することを心がけると良いでしょう。

フルーツカービングがお出迎え

豪華客船クルーズのスタッフには東南アジア出身のクルーが多くいますが、中でも東南アジアの伝統技術であるフルーツカービングのスタッフは、船内のレストランをはじめとする色々な場所を飾るのになくてはならない存在です。

ナイフを器用に操ってフルーツや野菜から鳥や動物を彫り上げる技術は本当に見事なもので、イモ判を彫るのにも四苦八苦する私としては、ため息しか出ません。

ピカピカに磨かれて、整理整頓された厨房設備

順番に列に並んでキッチン見学が始まります。衛生面での問題があるので、キッチン設備に手を触れたり、順路以外に足を踏み入れることは厳禁ですが、「ここが前菜を作るエリア」、「ここがスープを作るエリア」、「ここがメインその1を作るエリア」など、メニューごとにエリアが分かれているとの解説を受けながら、順路を進みます。

見学ツアーはランチタイムとディナータイムの間に行われたため、キッチン内部はとても静かで、シンクもコンロもピカピカに磨き上げられ、鍋やフライパンもきちんと整理整頓されていましたが、これがディナータイムにはどうなるのかと壮絶なキッチンを想像すると面白いものです。

シェフによるクッキングショーも必見

キッチン見学ツアーと並んで楽しみたいのは、シェフによるクッキングショーです。キッチン見学ツアーの続きの時間に開催されることもありますが、これもまたスケジュールは船内新聞で要確認となります。

実際にダイヤモンドプリンセスのメインダイニングで提供される食事などをシェフが乗客の目の前で作り、抽選に当たるとそれを食べることができます!

材料や作り方が書かれたレシピが配られるのですが、やはり一般家庭で作るのは難しいなぁというものもあり、普段食べられないものを食べるのもクルーズ旅行の楽しみだな、と思いました。

おわりに

レストランでアルバイトの経験でもない限り、大勢の人の料理を作れるほどの厨房設備を実際に目にする機会があまりありません。

豪華客船クルーズで日常から脱却!という趣旨に照らしても、日常で目にすることがないレストランの舞台裏を見学するというのは、なかなか楽しい試みです。

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