海外旅行に行くと、否が応にも対応しなければならないのが現地通貨問題です。
途上国では米ドルが現地通貨よりも流通していたり、日々レートが変わりまくって振り回されたり、再両替ができなかったりと悩まされるものですが、そんな国に限ってクレジットカードは使い物になりません。
トルクメニスタンも例外ではなく、随所で米ドルが使えて、クレジットカードは使えない国だったのですが、そんなトルクメニスタンで旅行中に手に入れたトルクメニスタンのお金についてご紹介します。
トルクメニスタンの通貨はマナト
トルクメニスタンの通貨はマナト(TMT)、補助単位はテンゲ(テネシ)で、100テンゲで1マナトになります。2009年にデノミが実施され、現在の通貨となりました。
1ドル= 3.5マナトが公定レートと言われていますが、市中では闇レートが横行していて、実勢レートは1ドル16~18マナトとなるようです。
マナトとは、ロシア語で硬貨を意味するモネタの借用語です。
紙幣は1.5.10.20.50.100.500マナトの7種類、コインは1.2.5.10.20.50テンゲ硬貨と1マナト硬貨の7種類ですが、500マナト紙幣はほとんど流通していないようで、100マナト札を大量に持ち歩く羽目になり、財布には入らないのでポーチにお金を入れることとなりました。
2009年のデノミでは5000分の1になったとのことですが、その時はポーチにすら入らなかったのではないか?と思うのですが、実際どうだったのでしょう、気になることろです。
トルクメニスタンマナト紙幣のご紹介
旅行中に手に入れた、私の手元にあるトルクメニスタンマナト紙幣をご紹介します。現在流通しているのは各紙幣とも2種類あって、2017年に行われたアジアーダ(アジア・インドア&マーシャルアーツゲームズ大会)の馬がデザインされたシンボルマークが入っているのが割と新しめの紙幣のようです。
このアジアーダのマークはアシガバート市内でもたびたび見かけました。
1マナト紙幣
5マナト紙幣
20マナト紙幣
50マナト紙幣
100マナト紙幣
この下の紙幣は前述したとおりアジアーダを記念して作られた新しいデザインの紙幣で、裏面もアジアーダのために作られた競技場になっています。
トルクメニスタンテンゲ(テネシ)硬貨のご紹介
バザールで買い物をしたり、レストランで食事をしたりすると、割と切りが良い金額になったのでコインはあまり手に入らなかったのですが、スーパーでお買い物をした時に少しだけおつりでコインをもらいました。
コインはいずれも額面がわかりやすい大きな数字のデザインで、金額でない面はどの単位のものも同じです。
コインと紙幣で同じ額面があるのは米ドル(1ドル)と同じですが、幻の1ドル硬貨とは違って1マナトコインはそこそこ出回っているようです。