2019年2月に就航したばかりのウィーン羽田線に搭乗しました。
ウィーンを昼に出て羽田に早朝着のこの便、果たして乗り心地は如何に?
フライトの基本データ
出発:ウィーン(VIE)12:35
到着:羽田(HND)06:35(+1)
運航会社:全日空
便名:NH206
クラス:ビジネスクラス
使用機材:B787-900
飛行時間:11時間00分
チェックインカウンターはちょっと遠かった
ウィーン市内からシティエアポートトレインCATで空港に到着し、チェックインカウンターとゲートを確認します。
今回はターミナル3、チェックインカウンターは113~116という結構隅っこの方でした。
オーストリア航空と一部スターアライアンスのビジネスクラスを利用する場合は、かなり便利そうなところで、成田空港で言うところのZカウンター的なものが使えるようでしたが、ANAは表示されていませんでした。
ANAのカウンターに向かうと、例によってダイヤモンドメンバーの列、ビジネスクラスの列、そしてエコノミークラスの列に分かれていましたが、時間がまだ早かったためか特にどこも列はありませんでした。
預け入れ荷物の中に免税品がないこと、羽田が最終目的地であることを確認されて、サクッと搭乗券を発行してもらいます。
保安検査・出国審査ともに優先レーンあり
保安検査場と出国審査は、ともにビジネスクラス以上利用者の優先レーンがありました。
保安検査場の入り口は優先レーンも通常レーンも自動改札となっており、搭乗券をかざして通過します。
優先レーンを使いましたが、通常レーンもそんなに混雑していませんでした。
また、出国審査は搭乗ゲートGに向かうところで実施されます。こちらは一番端にPriority Laneとの表示があり、誰が使えるのか明示していなかったのでそこに立っていた係員に聞いたところ「ビジネスクラス利用者は使える」とのことだったので優先レーンで出国審査を通過しました。
出国審査も保安検査場と同じくそんなに混雑していなかったので、通常レーンでもあまり時間かからずに通過できそうでした。
出発まではラウンジでのんびり待機
出国審査を通過するとすぐにオーストリア航空のラウンジがあります。
ラウンジを入って左がビジネスラウンジ、右が上級会員向けのセネターラウンジで、受付で搭乗券を提示して振り分けられます。
私はSFC会員なのでセネターラウンジを利用させてもらいました。
かなりこじんまりしたラウンジで、時間帯のせいかフード類はあまり揃ってなかったですが、さすがにパンはかなりハイレベルなお味でした!
いよいよ搭乗!座席・シートは?
定刻の30分前に搭乗開始で、優先搭乗で機内に乗り込みます。
ビジネスクラスは1-2-1のスタッガード形式の座席配置で、窓際の席は個室感があって一人で乗るのに適しています。
この座席配置の素晴らしいところが、全席が通路に面しているというところ。長距離でお手洗いに何度も行きたくなるような場合は、通路へのアクセスのしやすさは重要なポイントです。
必要な機能がギュッと詰まった座席は、フルフラットになり、寝たままでもコントローラーで画面を変えたり電気をつけたりできます。
座ったままの状態でも、前の座席と互い違いなのでオットマンのように足を置く部分があり、楽な体勢をとることができます。
お待ちかねの機内食
飛行機が安定飛行に入ったところで、お待ちかねの機内食です。今回は事前に和食をオーダーしていましたので、CAさんから「変更は無いですか?」と確認され、お料理がスタートしました。
アミューズは、モッツァレラと蛸のサラダ、フォアグラケーキ、そして生ハムとメロンのカナッペです。
前菜は、蒸し海老と帆立貝のグリルの吹き寄せ 胡麻ドレッシング添え、小鉢はアスパラガス豆腐 いくらのせ、ローストビーフ刻み野菜添え おろしポン酢掛け、と、手の込んだ料理が続きます。
主菜は牛すき焼きで、御飯、味噌汁、香の物がつきました。牛肉がやや細切れすぎるかな?とも思いましたが、飛行機の中であることを考えれば十分合格点です。
最後にデザートは、レモンタルトやオペラケーキなどの甘いもの、フルーツ、チーズから好きなだけ選べたので、オペラケーキをチョイスしました。
好きな時に軽食も
また、ビジネスクラスでは、メインの食事と朝食のほかに、「お好きなときに」として軽めからがっつりめまで色々なメニューがオーダーできます。
メインの食事を取ってから6時間後くらいに、近くの席でどなたかがラーメンをオーダーしたらしく、良い匂いが漂ってきます。
ついついその匂いにつられて、私もラーメンをオーダーしてしまいました。
一風堂ラーメン コク極まる味噌「大地」と、ガーデンサラダ 梅酢と大根ドレッシングです。
変な時間にラーメンを食べたので朝食の時間にはお腹が空いておらず、朝食はパスすることにしました。
アメニティはグローブトロッター!
ANAの長距離便はなんとこのサイトでたびたび紹介しているイギリスのスーツケースブランドであるグローブトロッターとのコラボ!
日本発便がスーツケース型、日本着便はポーチ型とのことで、今回はポーチ型をいただきました。
中身はKOSEの雪肌精の洗顔料、化粧水、クリームと、アイマスクや耳栓などが入っています。
欲を言えば、乾燥する機内では洗顔料よりもリップクリームが欲しいなと思いました。
全く眠れずに羽田に到着
現地をお昼頃に出発して、10時間程度の飛行時間ですと、前日に徹夜でもしない限り機内でなかなか眠れないのは私だけではなかったようです。
ちょうど眠くなるくらいの時間帯、出発地の時間で夜中にさしかかるくらいに羽田に到着して、しかもそれが朝の6時過ぎです。結局一睡もすることなく、なんだか寝ぼけまなこで飛行機を降りました。
電車で移動すると通勤時間と丸かぶり
羽田に到着後、帰宅するために京急に乗ったところ、平日ということもあり品川に近付くにつれて車内は大混雑!なんの考え無しに電車に乗ったことを後悔しました。
おわりに
ウィーン空港はとてもコンパクトな空港で、ミニマムトランスファーも25分とうたっていますし、ヨーロッパ方面に旅行する際は乗り継ぎ空港としてかなりレベルが高いと感じました。
また外資と日系ではやはり日系航空会社のほうも何かと安心ですし、次回ヨーロッパに行く際にはウィーンを乗り継ぎ地点の候補として、同じ便に乗ろうかなと思います。