グローブトロッターを使っているとたまに聞かれるのが、「汚れるの気にならない?」や「カバー使ってるの?」ということ。
そこで本稿では、グローブトロッターにはカバーをすべきなのかということについて書いていきます。
カバーの種類
カバーの是非を考える前に、一口にカバーと言っても、いくつか種類があります。
1つ目はグローブトロッターの純正品のカバー。カバーと言えど、革が使われていたりとしっかりした作りで高級感があります。昔はサファリシリーズにはカバーが付属していましたが、現在のモデルでは全てカバーは別売です。
グローブトロッターの純正品にこだわらなければ、スーツケースカバーの選択肢はかなり広がります。ちょっと検索しただけでも、以下のようにギャグ路線に走ったものからシンプルなものまで、お手頃な値段で見つかります。
番外編として、海外の空港で良く見かけるビニールラッピングもカバーの一種です。スーツケースの鍵が壊れてしまった時にお世話になったことがありますが、ものすごーくしっかりコーティングされるのでかなり安心感があります。
カバーのメリット
スーツケースにカバーを被せるメリットを考えると、主に以下の3点です。
汚れない・傷つかない
まず第一には汚れや傷から守られるということ。
雨除けにもなる
旅行時は常に晴れてるわけではないので、意外とスーツケースがあめに濡れることがあります。
グローブトロッターはヴァルカンファイバーという特殊な紙で作られたスーツケースであり、雨に濡れたまま放置しておくと変形してしまうこともあり、水濡れには弱いです。
目印になる
空港のターンテーブルで自分のスーツケースを探すのは、時には結構大変です。
その点、赤や黄色などの目立つ色のカバーをしておけば、簡単に見つけることができるでしょう。
カバーのデメリット
一方でカバーのデメリットとして考えられるのは以下の3点です。
出費
特にグローブトロッターの純正品を購入する場合に気になるのがカバーの金額です。26インチのスーツケースカバーであれば、34,100円となかなかのお値段です。
すぐ開けられない
カバーがあると、スーツケースを開けたくてもすぐに開けられません。すぐに取れる、被せるだけのタイプであれば良いのですが、それはそれでカバーだけ紛失のリスクもあり、ちょっと心許ない感じです。
傷に対して万能ではない
カバーをしていても、傷に対して万能ではありません。「絶対に傷一つ付けたくない!」という理由でカバーを使うとしても、カバーをしていても傷がつく時はつく物、と考えておいた方がいいでしょう。
結論:私はカバー不要派
色々と書いてきましたが、私個人としては、グローブトロッターのカバーは不要派です。不要と考えるマインドは以下の3点です。
汚れもまた味
スーツケースについた汚れや傷も、旅の思い出の一つです。
スーツケースは消耗品
いくら可愛かったりかっこ良かったりしても、スーツケースは消耗品です。永遠に新品のまま使えるものではありません。
壊れたら修理すれば良い
グローブトロッターはアフターケアが充実しているので、壊れてしまったら修理に出せば良いのです。今までに何度か修理に出していますが、いずれも満足のいく修理状態でした。
半年ほど前に、グローブトロッターの修理顛末を記事にしたのですが、なんと12月にヨーロッパ旅行に出かけた際、またしてもグローブトロッターの車輪が壊れるという不運に見舞われました。さすがに半年で2回も同じスーツケースが壊れたわけではなく、前回と[…]
このサイトでたびたびご紹介しているグローブトロッターは、親子三代で使えるような資産となるものですが、日々のメンテナンスや、酷使しているうちに修理が必要になることも起こり得ます。今回、海外出張中にグローブトロッターのキャスター(車輪)とボ[…]
とは言え、スーツケースにカバーをかけるかけないは、結局のところ個人の好みです。ちょっとでも汚れたり傷がつくリスクを減らしたい!と考えるのであれば、カバーをかけるのも良いと思います。