2018年2月から、東京公演を皮切りに日本全国を巡回公演するシルクドソレイユ(Cirque du Soleil)のキュリオス(KURIOS)。
シルクドソレイユの公演にはタイトルごとにストーリーがあり、それに合わせた登場人物がいるのをご存知でしたか?今回は、キュリオスのストーリーと登場人物をご紹介します。
そもそもキュリオスってどんな意味なの?
まずは、そもそもキュリオスの意味から。英和辞典を引いても”kurios”という単語は見つかりません。それもそのはず、kuriosは、「好奇心」「骨董品」という意味を持つシルクドソレイユの造語です。
語源は”curious”でしょう。
シルクドソレイユの演目タイトルは聞いただけではよく分からない、「オー」とか「カー」とか、面白いですね。
気になるストーリーは?
1984年に誕生したシルク・ドゥ・ソレイユ。『キュリオス』はその創設30周年を記念して制作された特別な作品です。タイトルの「KURIOS(キュリオス)」は、「好奇心」「骨董品」という意味を持つ言葉。サブタイトルの「Cabinet of Curiosities」とは、「好奇心の飾り棚」あるいは「骨董品」と訳すことができます。この作品においては、19世紀の貴族が世界中から集めた不思議なものを飾っておいた棚~今の「博物館の前身」、「美術館の先祖」~、つまり「ヨーロッパのルネサンス時代の不思議な物を収納した棚」を指しています。
舞台は、産業革命の時代を彷彿させながら、近未来を感じさせる雰囲気。目に見えない世界が存在すると信じているシーカー(主人公)が、あちこちから集めた骨董品などのコレクションの中から間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところからストーリーは始まります。風変りなキャラクターたちが主人公の想像力を刺激しようと、詩やユーモアで世界をひっくり返そうとしたとき、骨董品たちが目の前で命を宿していきます。
(キュリオス公式ホームページより引用)
登場人物はどんなキャラクターなの?
キュリオスにはたくさんのキャラクターが登場しますが、印象的だったのは以下のキャラクターです。それぞれの衣装や小道具も細部に至るまでこだわりが見られるため、必見です!
登場人物 | 見どころ |
シーカー | 主人公。子供のような無邪気さで突拍子も無いことをしでかす。他のキャラいじりも見どころの一つ。 |
クララ | スカートがアンテナ!!くるくると回る姿が可愛らしい。 |
ミニリリー | 大人?子供?とても小さな人で、かなりのインパクト。 |
ニコ | 体がアコーディオンになっていて、変幻自在に大きくなったり小さくなったり。 |
印象的だったアクロバット演目
シルクドソレイユのショーの見どころは、ストーリーやキャラクターはもちろんのこと、何と言ってもハラハラドキドキのアクロバティックな演目です。
その中でも特にびっくり&記憶に残ったのはこの3つ。実際にどんなものなのかは是非ご自身でご覧ください。
演目 | 内容 |
コントーション | いわゆる人間ピラミッド。なんであんな方向に体が曲がるの!?という格好の上に人が積み上がります |
バランシングオンチェア | いわゆる椅子の積み上げ。まだ乗せるの?もっと??え、その上??と、首が痛くなったきた頃に驚きの仕掛けが! |
アクロネット | 大きく張り巡らされたネットの上で繰り広げられるトランポリンの大技の数々。大技の中に小ネタも仕込まれていて、クスリと笑っちゃうことも。 |
おわりに
いかがでしたでしょうか。シルクドソレイユのショーは、本当に見どころたっぷりで、ぜひぜひたくさんの方にこの感動を味わってほしいと思う内容です。
東京公演の後は、大阪・名古屋・福岡・仙台と全国を回りますので、お近くの公演にぜひ行ってみてください。